製品情報
気象観測一体型放射線センサ
気象観測一体型放射線センサ
気象観測装置に放射線測定も備えた測定器
製品特徴・メリット
[ 単独で⻑期に渡る放射線、気象を観測、データを伝送・記録 ]
主な特徴
- 放射線測定、気象観測を単独で⾏える可搬式なので、ピンポイント設置が可能
- カメラ撮影により現場の状況も画像で確認可能
- 測定情報は伝送され、インターネット上にて確認可能
- ソーラーパネル、内蔵バッテリーにより電源独⽴型なので⼯事不要
- ⾃然災害発⽣時などの⼀時的な観測に最適
機能について
気象観測⼀体型放射線センサの機能
納入実績
- 納入実績:
- ⽇本原⼦⼒研究開発機構(JAEA)、NEXCO東日本
製品仕様
型式 YWGM3-C.S
(1)放射線計測部
- ①検出素⼦:シリコン半導体
- ②測定放射線:γ線
- ③測定範囲:0.01〜99.99μSv/h
- ④エネルギー範囲:60KeV〜1.25MeV
(2)気象観測部
観測項目 | 計測範囲 | 計測精度(±) |
---|---|---|
温度 | -40~+66℃ | 0.5℃ |
湿度 | 0~100% | 3%RH,90%以上時4% |
気圧 | 540~1100hPa | 1.0hPa |
雨量 | 0~999.98㎜ | 4% |
風向 | 16方位 | 7° |
風速 | 0.9~67.1m/S | 5%又は3mPhの大きい方 |
(3)電 源
太陽電池12V-85Wを装備、サイクルバッテリー35Ah(5時間率)に充電、通常気象で連続観測が可能。
製品写真
注意事項
放射線センサ、並びに気象センサは、ソーラー電源が万が一不⾜した場合、動作が不安定にならない様、内蔵バッテリーで停電バックアップを⾏っています。
内蔵バッテリー寿命は停電時間の積算値により決まりますが、電池の⾃⼰放電による消耗を考慮して、2年毎の交換を推奨します。
受信情報にバッテリー電圧の記録と表⽰があり、⽇中に⼗分な充電が進み電圧が上昇しても夜間の電圧降下が早く停電に⾄るケースが増えた場合は、バッテリー交換を推奨します。
放射線センサや気象センサの点検も、バッテリー交換と同時に⾏う事を推奨します。
⾬量計は⾬⽔受けの⽬詰まり等による誤作動を防ぐ為に、⽉1回程度の清掃が必要です。
よくある質問
設置場所の広さはどのくらい必要?
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土台となるコンクリート台を含めて1.4㎡~2.0㎡程度の場所が必要です。
また、三脚の各脚を伸縮させる事で傾斜地でも設置可能です。
電源がなく電波の弱い場所での運用は?
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通信回線に携帯電話回線を使用しているので、インターネットによる情報配信を行うのであれば、携帯電話回線網のカバー地域である必要があります。
内蔵SDカードに保存された情報を回収するオフライン使用であれば運用可能です。
昼夜関係なく測定できますか?
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気象観測・放射線量測定は24時間計測していますが、カメラ画像については、夜間などで撮影に必要な照度が足らない場合は撮影しません。
その他
共同研究内容
本製品は、(独)日本原子力研究開発機構の成果展開事業で開発した製品です。
本センサの気象観測・放射線測定と情報伝送の機能を核として、傾斜計や水位計などを含めた
防災ネットワークの総合的なシステム化を目指して、研究開発を進めます。
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