製品情報
車載式塩分濃度システム
車載式塩分濃度システム
巡回⾞による⾛⾏のみで路⾯上の凍結防⽌剤の状況を把握
雪氷作業の効率化、安全確保、時間短縮が実現
⾞両⾛⾏しながら路⾯上の凍結防⽌剤の残留塩分濃度(塩分濃度センサ)と路温(路⾯温度センサ)を測定することにより、路⾯情報を路線情報(リモートセンシング)として把握できます。
測定した路温と路⾯上の残留塩分濃度を線的・自動・リアルタイムに測定・可視化するとともに、凍結防⽌に必要な塩分濃度も算出、 凍結防⽌剤散布作業の最適化と剤散布量の削減 (コスト及び塩害低減)をサポートします。
製品特徴・メリット
[ 車載式により必要に応じたタイミングで長い路線の計測が可能 ]
主な特徴
- 手持ち式センサによる点情報ではなく、車載式であるため線的な計測が可能
- ⾞載専⽤設計により計測者の安全を確保(⾞外測定の必要がない)
- 専⽤ソフトで状況を分かりやすく記録、閲覧ができる
詳しい特徴
- ⾞載式であるため⾞両停⽌や⾞外測定の必要がない
- 凍結防⽌剤の測定作業の安全性と作業効率の向上に寄与
- 計測した塩分濃度・路温データにより、効率的な凍結防⽌剤散布作業が可能
機能について
車載式塩分濃度システムの機能
- ⾞載式により、リアルタイム(1秒単位)に計測
- 計測データは⾞内表⽰と共に、伝送装置により遠隔モニタリング
- 凍結防止剤の追加散布作業に計測データを利⽤
- 路温と塩分濃度から凝固点曲線をもとに判定
[ 塩分濃度管理ソフト ]
[ リアルタイム画⾯(動画) ]
[ センサ動作(動画) ]
納入実績
- 納入実績:
- 国⼟交通省、NEXCO東⽇本、NEXCO中⽇本、NEXCO⻄⽇本
製品仕様
製品仕様については、以下の仕様書にてご確認ください。
ダウンロード
製品写真
注意事項
・測定には⽔分が必要です。乾燥路⾯や積雪路⾯などタイヤ跳ね上げ⽔が不⾜する場合、計測不可となります。
よくある質問
塩化ナトリウム(NaCl)以外の測定は?
答えを見る
測定可能種類は以下の通りです。
塩化ナトリウム(NaCl)、塩化カルシウム(CaCl2)、塩化マグネシウム(MgCl2)。
データの記録方法は?
答えを見る
データは車両のエンジンをかけてからGPS受信後に自動で記録されます。
速度が10km/h以上のときのみデータがサーバーに伝送されます。
データの計測間隔は?
答えを見る
データは1秒に1個計測します(時速80kmで走行の場合:約22mに1個)。サーバーへの伝送は5秒間隔のため、Web画面の更新は5秒になります。
路面判定の基準は?
答えを見る
路温と塩分濃度から凝固点曲線をもとに判定しています。凝固点曲線とは上記グラフ(NaCl溶液状態図)に記載された緑・黄・赤で色分けしたグラフです。
排水性(高機能)舗装での測定は?
答えを見る
測定可能な水分量をタイヤが跳ね上げた場合、測定可能です。
密粒舗装でも水分跳ね上げが少ない場合は測定できないケースがあります。
雪道での濃度計測は可能?
答えを見る
積雪でも計測されますが、雪が融けて塩水となったものが計測されることもあるため、雪が跳ね上げられた位置と計測した位置にずれが生じることがあります。
完全な圧雪で跳ね上げがない場合は計測できません。
エンジンをかけなおすときの注意点は?
答えを見る
エンジンを停止後、数分間は車載システムが停止作業を実行しますので、車載液晶モニターの表示が消えるまで待ってからエンジンをかけなおしてください。
液晶モニター表示が消えた後はエンジンを通常通りかけることができます。
センサーに高圧洗浄機はNG?
答えを見る
濃度センサー、路温計への高圧洗浄機での洗浄は避けてください。
ホースを使った通常の水洗いは問題ありません。
雪氷期間外の保管は?
答えを見る
濃度センサ部は保護と点検を兼ねて車両から取り外します。