気象観測一体型放射線センサー


記事掲載日: 2014/10/04
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記事更新日: 2014/10/04
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気象観測一体型放射線センサーの開発背景


気象観測一体型放射線センサーは、原子力災害の環境修復技術の一環として、風雨等の気象状況と空間線量率の関係を解明するため、除染エリア等における空間線量率の推移の確認を長期に渡って実施する測定器として開発しました。



気象観測一体型放射線センサーの開発技術



放射線検出素子は、長期間特性が安定しているシリコン半導体素子を用い、気象観測部は、気温/湿度/気圧/風向/風速/雨量の観測機器を組み合わせています。
観測場所を明確にする小型GPSを装備、GPS時刻を基準に正時通過10分毎の正確な観測を実現しています。
気象、並びに、放射線量測定値は、専用に開発したECUで10分毎に集計した情報を一括してECUのSDカードに記録すると同時にFOMA伝送ユニットへ出力します。
SDカードの情報は、情報伝送しない場合でも数年間の長期記録が可能で分析に利用できます。
情報伝送が欠落した場合でもSDカードに記録が残ります。(画像データは記録しません)
カメラを装備したシステムの場合、観測データ伝送が終わった後に静止画(JPEG)のデータを伝送ユニットへ出力します。



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記事更新日: 2014/10/04
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気象観測一体型放射線センサーの機能


気象観測部の計測内容
ゝげ (℃)
⊆湘 (%)
5ぐ (hPa)
け量 ()
ド向 (16方位)
ι速 (m/s)

放射線測定部の計測内容
・(ガンマ)線 (μSv/h)


気象観測一体型放射線センサーの使用実績


納入実績(敬称略)

(独)日本原子力研究開発機構(JAEA)にて7台稼働中



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製品のメリット


気象観測・放射線測定は常設設備による定点観測が一般的ですが、本製品は観測が必要な現場に直接設置する事ができますので、ピンポイントによる気象・放射線量情報を得る事ができます。
また、カメラ撮影による静止画も取得し、現場の状況を画像的にも確認する事ができます。
測定情報はサーバ処理された後にインターネット上で配信し、パソコンやタブレット等のインターネット接続環境があれば閲覧可能です。*1
設置に関しては、可搬式の本体とソーラパネル・内蔵バッテリーによる電源独立型なので、基礎工事や
電気工事の必要がなく、設置場所を選びません。
設置に掛る時間は作業員2名により1〜2時間程度で情報配信まで行えますから、通常は常設場所の
定点観測を行い、自然災害発生時等の緊急時には現場に移動させて一時的に観測する事もできます。

*1 MicrosoftSilverlight(無料のブラウザ用プラグインソフト) をインストールする必要があります。



製品の諸注意


放射線センサー、並びに気象センサーは、万が一ソーラ電源が不足した場合、動作が不安定にならない様、内蔵バッテリーで停電バックアップを行っています。
内蔵バッテリー寿命は停電時間の積算値により決まりますが、電池の自己放電による消耗を考慮して、2年毎の交換を推奨します。
受信情報にバッテリー電圧の記録と表示があり、日中に十分な充電が進み電圧が上昇しても夜間の電圧降下が早く停電に至るケースが増えた場合は、バッテリー交換を推奨します。
放射線センサーや気象センサーの点検も、バッテリー交換と同時に行う事を推奨します。
雨量計は雨水受けの目詰まり等による誤作動を防ぐ為に、月1回程度の清掃が必要です。


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製品仕様


型式  YWGM3-C.S
(射線計測部
  仝―仭濃辧  Д轡螢灰麋焼蛎
  測定放射線 :γ線
  B定範囲  :0.01〜99.99μSv/h
  エネルギー範囲 :60KeV〜1.25MeV

気象観測部


E邸仝
   太陽電池12V-85Wを装備、サイクルバッテリー35Ah(5時間率)に充電、通常気象で連続観測
   が可能。


製品写真




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設置場所の広さはどのくらい必要?

土台となるコンクリート台を含めて1.4屐腺押ィ悪崢度の場所が必要。
また、三脚の各脚を伸縮させる事で傾斜地でも設置可能。



山間部などの人里離れた場所での運用は?

通信回線にFOMA通信を使用しているので、インターネットによる情報配信を行うのであれば、FOMA通信網のカバー地域である必要があります。
内蔵SDカードに保存された情報を回収するオフライン使用であれば運用可能。



昼夜関係なく測定できますか?

気象観測・放射線量測定は24時間計測していますが、カメラ画像については、夜間などで撮影に必要な照度が足らない場合は撮影しません。



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記事更新日: 2014/10/04
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本製品は、(独)日本原子力研究開発機構の成果展開事業で開発した製品です。

本センサーの気象観測・放射線測定と情報伝送の機能を核として、傾斜計や水位計などを含めた
防災ネットワークの総合的なシステム化を目指して、研究開発を進めます。